下町ロケット 池井戸潤 ☆☆☆☆☆

下町ロケット
直木賞受賞した中小企業vs大企業のプライドを賭けたバトルを巡る小説。会社での責任や人間関係、下請けいじめや資金繰り難など社会勉強になる。その一方で、夢への熱い想いや仲間と苦難を乗り越えていくなど、エンターテイメント性も兼ね備えていた。帝国との技術、財務の個別バトルは個人的にワンピースのアラバスタを彷彿とさせる展開。財前、水沼と帝国側の良人物が話を盛り上げる。ストーリーの構成が上手い。王道少年漫画のような爽快感のあるビジネス小説だった。